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About
(1) 担当教員の専門分野

 尾形准教授の専門分野は、商法、会社法、金融商品取引法、保険法です。特に、スウェーデンにおける会社支配と企業統治の研究を通じて、支配株主がいかなる法的責任を負うべきかを考察しています。

 

 

 

(2) ゼミの方針および目標

本ゼミでは、会社法の諸規定や判例についてより詳細に検討し、法的観点から「企業」を研究します。経済学あるいは経営学とは異なる視点から企業を分析することにより、多角的なものの見方や学術的アプローチの手法を獲得することが本ゼミの最大の目標となります。

 

 

 
(3) ゼミでの学び~質問能力の向上

基礎演習(2年ゼミ)と演習Ⅰ(3年ゼミ)では、報告班は、体系書やそれに関連する資料をまとめた上で、実際の事件をベースとした事例問題について自分たちの見解を提示します。報告班以外のゼミ生には質問票を配布し、報告後、質問内容を記載する時間をとり、考えをまとめた上で質問をしてもらっています。

本ゼミでは、「質問能力の向上」を最大の目標としています。その趣旨は、報告に対して本質的な質問をすることで問題の所在を明らかにし、対話による議論を通じて建設的な意見を形成することにあります。質問内容を考え、それを活字にする適度な時間を取り、質問を義務づけることで、ゼミ生は臆することなく積極的に鋭い質問をしています。他方、報告者は、こうした筋の良い質問に的確に応答することができるように努めています。

質問票は、講義後に回収し、担当教員が質問をまとめ、コメントを付したものを報告者に送付しています。他方、質問票にも担当教員がコメントを付して質問者に返送しています。このような質問票のやり取りを通じて、問題の共有と質問能力のさらなる向上を図っています。

 

 

 
(4) 卒業論文の執筆

 演習Ⅱ(4年ゼミ)では、3年生までにゼミで学んできた内容を踏まえ、主として企業に関連する諸問題について自ら問いを立て、卒業論文を執筆します。大学における学びとは、専門分野について学術的問いを発し、自ら調査し、根拠をもって結論を導くことにあります。卒業論文はまさにその集大成といえます。

 

 

 

(5) 課外活動~5大イベントを通じた「縦と横の関係」の強化

①新ゼミ生が確定すると、3、4年生が新入生歓迎会を実施します。

②夏季休業期間中には2、3、4年生合同の合宿を行います。合宿では、合宿係がゼミ生全員にアンケートをとり、自主的にその内容を決定しています。裁判傍聴は人気があり、これまで毎年実施しています。

③11月には、OBOGを大学に招き、就職活動相談会と懇親会を実施しています。

④12月には、白鷗大学、山梨学院大学、新潟大学、流通経済大学の学生と本ゼミの学生が法律討論会で真剣に議論し、交流を深めています。

⑤3月には、卒業生を送る会を実施し、卒業論文の贈呈や最優秀論文賞および最優秀質問者賞の表彰を行っています。

 

 

 

(6) 卒業生後の進路

 本ゼミの卒業生の進路は、企業、金融機関、公務員、資格試験受験、大学院、ロースクール、さらには起業など多岐にわたります。ゼミの卒業生は、大学で学んだことや経験したことを踏まえて、将来について真剣に考え、進路を決定しています。OBOG会では、現役ゼミ生は、ゼミの卒業生からその経験に基づいた進路の定め方についてアドバイスをいただいています。

 

 

 

(7) 今後のゼミの展望

 本ゼミは、2012年の秋学期から開講しています。これまで各期のゼミ生が、ゼミの運営方法を検討し、課外活動の計画を立て、それらを実行してきました。ただ、ゼミは常に未完成であると考えています。今後ゼミに加わる方々がゼミ活動をよりよいものとし、新たな活動を積極的に考案することを期待しています。

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